:: {表現規制} 東京都議会の実情 | チャンプ的汚多記録晒しAGE ::↓リンク先より抜粋
青少年育成条例12/9都議会総務委員会傍聴
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昨日会社をお休みして都庁に行って来ました。
当日0時にツイッターのRTで知って、1時に一緒に行ってくれる方を募りました。
元々比較的親しい10人程度しかいないようなTLですが、急な話にもかかわらず友達二人が来てくれることになりました。
誰かが行けば行ってもいい、という考えの人はいますが、自ら行動を起こす人はそうそういないといった感じでしょうか。
12時に待ち合わせて12時20分に都庁到着。
どこに行けばいいのかわかりません。てっきりそれらしい集団がいると思っていたのに、綺麗なものです。
インフォメーション的な所を訪ねて傍聴券を貰いに受付へ。
10分で定員になり傍聴券は締め切ったとのこと。まあ、当然かと思っていると、
「定員の20席は埋まりましたが、最高40席まで席を増やすか30分に協議しますので、お待ち頂ければ入れるかもしれません」
・・・あれ?
ということは傍聴希望者は40人以下?
RTは少なくとも私に届いたものだけで3時間で100人以上がRTしていました。
先日のニコ生は視聴者数が軽く4万人以上だったと聞きます。
私に至ってはあまりの混雑のため、ミラーサイトでの視聴でした。
平日とはいえ、木曜日がお休みな方だっているでしょう・・・?
ちなみに私たちはそれぞれ埼玉・千葉・神奈川住みなので、誰一人都民ではありません。
外部からすら来るのに、当事者の東京都に住んでる方はいらっしゃらないの・・・?
私たちの年齢は23・24・25歳ですが、周囲には若い子なんてもってのほかって感じでした。
とりあえず待って、案の定傍聴席は拡大。傍聴券を貰い委員会室へ。
結論から言うと、本当に見苦しい場でした。
公明党の谷村理事が、とにかく横から野次や罵倒、チャチいちゃもん。失言人格否定の嵐。
民主の花輪議員が耐えかねて「黙れよ!」と発言すると、「誰に向かってものを言っているんだ!」。
ではこの花輪議員がきちんとお話を聞いているのかと思えば、基本的にはちょいちょい失笑、中盤からはなにやら熱心に書き物をはじめ、顔を上げることも聞き入ることもないためこれは明らかに別件の内職をされている感じ。
他の議員さんも、大体は失笑、あくび、ため息・・・。
これが、都議なのかと思いました。
内容については私には難しいところも多かったのですが、思ったところを抜粋。
(言い回し等、記憶ですので差異があります)
「私も子持ちの母ですが、悪影響と判断したのであれば、それは家族間できちんと話合う場です。
何でも安易に規制して子供の目に触れさせなければいいという考えは、家庭介入ではないでしょうか」
→ざわ・・・\家庭介入(笑)/\家庭介入(笑)/ざわ・・・
・・・なにがおかしかったんでしょう?おかしな部分があったのでしょうか?
「出版関係者など、業界との話し合いを何故しなかったのですか?」
→「各種業界や関係者に十分な話し合い・理解を得た上で案を提出している」
思うに、私や周囲業界人をはじめ、一般都民すらほとんどこの法案の全貌を知らないが、大丈夫か?
「世界観も時代背景も様々な二次元を実際の刑罰法規に照らし合わせるのは不可能ではないですか?」
→ざわ・・・\極論だよ/\これだから・・・/ざわ・・・
・・・・・・。
「実写等が規制外なのは何故ですか?」
→「小説は人によって色々な解釈がある。漫画やアニメは誰が見ても同じ。
また、誇張が激しく実写よりも性的欲望を刺激しやすく不健全」
(゜Д゜)
「実写の方が性的欲望を刺激しやすくありませんか?」
→なにやら難しい言葉を唱えている。条文を読み上げているようだ▼
「そもそも新たに法案に乗り出すにはそれ相応の理由が必要です。発端はなんなんですか」
→「年々のPTAを含む6042名の署名、その後創価学会の署名運動により4万4千人の署名が集まり乗り出しました」
「本件に対し業界や出版社から約15万8千件の反対表明や意見が集まっておりますが」
→\そんなの関係ないよ/
゜゜≡( Д )
※注)ちなみにこの創価の署名運動時は最近の少年少女漫画にEROシーンが多過ぎるため規制強化を希望したもの。
ちなみに児童ポルノは署名を募っている段階では実写が論点だった(?)。
法として形にするにあたり初心が見えなくなり、6月に否決されてからもっと歪んだものと思われる。
以上、別に擁護するわけじゃないけど創価の身内情報。※
挙句は続けて意見する議員に対し、
谷村理事「好きだねェ君も」
・・・あまりの爆弾っぷりに頭の悪い私はオーバーヒートです。
そんなに頭の弱い発言をなさっていますか?なんで笑ってろくに相手にしようとしないんですか?
こんな対応、小学校くらいでしか見たことがありません。
黙って話を聞くことすらままならないんでしょうか。
谷村理事だけピックアップしていますが、基本的に賛成派と思われる皆さんはニヤケ顔or眠顔です。
もう可決は揺ぎ無いということだけは、この空間で十分わかりました。
相手にすらされていません。
15万8千の反対も「関係ない」の一蹴なのですから当然でしょう。
気持ちが悪くなり、開始から2時間半したところで退出しました。
無意味だと思ったのです。
40人に満たない傍聴者の中、失笑され続ける「議論」。
友人ももうこれ以上は泣きたくなってしまいそうな状態になってしまったそうです。
もう一人の友達がようやく発した言葉は、
「これが・・・民主主義・・・」
でした。
私たちが懸念していた今後の同人活動や書店委託、同性愛や近親相姦に対する議論は少なくて(後半あったのかもしれませんが)その件による収穫はありませんでしたが、
多分、この空間であれば同性愛を「青少年に有害」と真っ向から人格否定する場を想像するのは容易く、
「ああ、本当なんだ」と思わざるを得ませんでした。
同性愛は「有害」。
近親相姦は「犯罪」。
書店で並ぶのは「きれいなもの」。
もちろん同人の委託は「有害」でも「犯罪」でもない「きれいなもの」のみ。
同人からデビューという現象も、市場がなくなれば難しくなるだろうし、
そもそも同人誌はイベント以外での購入が困難になるんだから当然か。
一度この理不尽なスピード可決を許せば、あとは簡単に同じ手口でごり押しされるのも目に見えています。
訴えたいことも表現したいことも規制され、本当にクリエイター殺しです。
どんどん制限縛りされていく私たちの数年後は勿論、そんな職に今後誰が就こうと思うのでしょうか。
今ですら相当規制が厳しく、特に漫画においては出版社を通すと私のネタなんかは半分何かしら引っかかります。
言い回しや表現や、「このコマの空気がホモっぽい」と言われ、修正を受けたことすらあります。
全年齢に対する気遣いというものは、既にそれほどまでに厳しいのに。
もう言いがかりにしか聞こえない部分もあります。
なんでこんなに急ぐんだろう。
なんでもっと報道しないんだろう。
示し合わせたように相手にしないんだろう。
でも今回出向いてみて、わかる気がしました。
反対してる人が、実際に見えません。
ネットで反対表明していても、実際出向いてくるのは40人足らず。
15万8千人いるはずの反対者が、都内だけとはいえ40人未満しか出向くほどに興味を示していない。
【工作しているように見えてしまう】のも仕方ないと思いました。
相手にするほどの脅威だと全く思われていません。
多分、もう可決は間違いないと思います。
既に「可決したらパンフレットを作る」などと、可決後の話をしているくらいです。
「こうなったから、こうしなさい」という指針の話です。
こちらは冗談じゃない!と思っていても、です。
いくらネットで炎上しても、議員さんたちには痛くも痒くもありません。
むしろ、無害なものだと思われているかもしれません。
そういった意味で、オタクは大人しすぎるんだと思いました。
気付かれなければ、誰も反対していないのと同じです。
今回は駄目かもしれませんが、1歩踏み出してしまったせいで、今後どんどん規制は悪化の一途を辿ります。
多分、後はこれ以上をどこまで防げるかという話です。
どうか次回同じようなことが起きた時に、同じように大人しく道を譲って、
作品ひとつひとつのメッセージ性が削られ、失われ、そして
漫画やアニメ、ゲーム、ライトノベルの文化そのものを失うことのないよう、切実に願います。
拙い長文、お見苦しく申し訳ありません。
誰かお一人でも危機感をもって、またアニメ文化を大切なものと思っていただけたらと思います。
2010.12.10 てん
架空創作表現規制禁止の法制化を求める署名 - 署名活動するなら『署名TV』
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